
ブラウン美由紀 Miyuki Brown
助産師 / 保健学修士 / 保健師 / 看護師
Midwife / Master of Health Science / Public health nurse / RN
助産師のブラウン美由紀です。
大阪と東京の総合病院産科病棟にて、約12年強、助産師として勤務しました。
助産師と聞くと「出産に立ち会う人」というイメージが強いかもしれませんが、実は子どもから大人まで、女性の一生に寄り添う専門職です。
これまでに沢山のお母さんとご家族にお会いし、そして自分自身も2人の子育てをする中で、「お母さんが自信を持って、笑顔で育児できること」の大切さを痛感しています。
だからこそ、妊娠中から産後にかけての継続ケアや産後ケアに留まらず、性の多様性やジェンダー、人間関係、ウェルビーイングなど、幅広いテーマを包括的に扱う「包括的性教育」の普及、また、心身の健康や命、そして自分らしく生きることに直結する、SNSやネット上の情報との向き合い方について考える「メディア情報リテラシー」の普及など、幅広く活動しています。
加えて、自分自身の国際結婚の経験をもとに、日本で出産・育児をされる外国の方へのケアを提供するとともに、助産師の外国人対応能力を向上させるべく、助産師コミュニティを立ち上げ活動しています。
主な活動内容
訪問ケア
川崎市助産師会に所属し、産後ケア(訪問型)を請け負っています。また、妊娠中から産後にかけての継続ケアや、日本に住む外国人妊産婦さんとご家族への支援も行っています。
地域での勤務
地域の両親学級講師、1.5歳児健診、3歳児健診の介助と面接、継続した訪問が必要な方への養育支援訪問(主に英語話者)に携わっており、新生児訪問の経験もあります。
助産師の外国人対応力強化のためのコミュニティ運営、研究、学会発表
在住外国人が安心して妊娠出産子育てをし、それぞれの地域に馴染んで暮らしていけるように、オンライン上で助産師コミュニティを作り、助産師の外国人対応能力を上げるための勉強会を月一回開催しています。大学教授と協力して研究に携わり、学会発表を行っています。また、大学院生に向けた授業や外国人対応に関する各種セミナー等での講演、記事執筆の経験があります。
性教育とメディアリテラシーの啓蒙
保護者や助産師向けに、性教育講座を開いています。また、保育園や小学校での性教育やいのちの授業、PTAでの保護者向けの講演も行っています。
一般社団法人日本メディアリテラシー協会の理事として、行政、企業、PTA協議会、社会福祉協議会、高校生等へ向けた講演活動も行っています。
企業でのケア提供
業務委託契約にて企業専属の助産師として現在3社を受け持ち、従業員とそのご家族からのLINE相談、オンライン相談、妊娠期から復職までの継続ケア、各種セミナー開催、コラム執筆等を行っています。
周産期に限らず、メンタルヘルスや人間関係、パートナーシップなど幅広い相談があり、男性からの相談対応も行っています。
経歴
2005.3 大阪大学医学部保健学科 卒業
助産師・看護師・保健師免許取得
2005.4-2011.3 大阪府内総合病院 産科勤務
2011.4-2013.3 大阪大学大学院医学系研究科 修了
保健学修士
2013.4-2019.7 東京都内総合病院 産科勤務
2019.9 個人事業主として開業 性教育講師
2020.9 企業内助産師(現在3社担当)
2021.2 訪問専門助産院 開業
2021.3 外国の方へのケアを考える助産師コミュニティ Transnational Midwives of Japan 立ち上げ
2022.4 訪問指導員、産後ケア開始
2024.10 日本メディアリテラシー協会理事就任
2025.4 国立大学法人宮崎大学 非常勤講師
